もし私にがらくた用の引き出しがあったなら、正体不明の鍵は片づけでも絶対に生き残る。
古いレシートは捨てる。切れた電池も捨てる。何の錠前のものか誰にも分からない鍵? それは取っておく。もちろん、その鍵を捨てた翌日に限って錠前が見つかるのだ。
このささやかで、ばかばかしい種類の希望が好きだ。予備のボタンは、まだ自分のシャツを見つけるかもしれない。ケーブルも、実は何か役に立つものの付属品かもしれない。どれも大切な品ではないけれど、捨てるには決断が要る。取っておけば、その決断をきれいに避けられる。
でも、がらくた用の引き出しを擁護するにも限度はある。ケーブルや背の高い物がつかえて引き出しが開かなくなったら、そのコレクションはもう問題だ。たぶん私は鍵を守り続けながら、ケーブルのせいにする。公平だとは言っていない。